法的・経済的備え

近年では 「人生百年時代」 と言われるようになりました。
「長生き」 することは喜ばしいことですが、その分リスクも多くなります。
「リスク」とは… 「まだ発生していない危険」
「将来、発生するかも知れない危険」のことです。

この 「リスク」
①気づかない人
②気づいても備えをしていない人
③気づいて備えをしている人
がいると思いますが、
さて、あなたはどのタイプでしょうか?

人は生まれてから亡くなるまでに様々な危険(問題)に遭遇します。
全く悔いのない人生を歩む人は殆どいないと思いますが、
自分次第で少しでも悔いを少なくすることは可能です。
最後まで自分らしく、充実した人生を送るためには
「法的な備え」 「経済的な備え」 が必要です。

将来予想される危険(問題) 「法的な備え」「経済的な備え」
病気・ケガ
  • 医療保障(医療保険、がん保険など)
病気やケガで働けなくなる(就労不能)
寝たきり、要介護状態など
体が不自由になる
  • 就労所得保障(就労所得保障保険)
  • 財産管理等委任契約書(包括的な委任状)
  • 介護保障(介護保障保険)
認知症など判断能力が低下する
  • 任意後見契約書
  • 介護保障(介護・認知症の保障)
脳死状態になった時など延命治療をしない
  • 尊厳死宣言書
セカンドライフを充実させるために
  • 預貯金、個人年金保険など
死亡
  • 遺族保障(定期保険などの死亡保障保険)
  • 死後整理保障(終身保険など)
遺産相続
  • 遺言書、家族信託、生前贈与、養子縁組など
  • 相続税の納税対策(終身保険、不動産売却など)
死亡後の葬儀・お墓などの後始末
  • 死後事務委任契約書
また、俗にいう「おひとり様」の場合は、上記にプラスして
病院や老人ホームへの入居時に保証人がいない
  • 身元保証契約書
孤独死と病気
  • 見守り契約書

気づいていても「まだ早い」とお考えの方もいらっしゃると思いますが、
不運はいつ誰に降りかかってくるかわかりません。
また、身体的に健康で判断力のあるうちでなければ
できなくなってしまうことも沢山あります。
誰にでも存在するリスクに対する準備ができていれば家族への負担も軽減でき、
人生を更に充実させることもできるはずです。
何事も早めの備えを心掛けたいものです。